燃費と走りでワクワクさせるクルマいじりの勘所

サクっと加速で新車の快調を超えよう 運転を楽しくするエンジンのケアと工夫

知っていそうで知らないエンジンオイルの話(3)

 知っていそうで知らないエンジンオイルの話(2)

 の続きです 
知っていそうで知らないエンジンオイルの話 ←こちらが第一話

 

クルマで走るのが好きな方に、もっと走りを楽しんで頂きたい。

・通勤快速♪ 低燃費を応援しています!!

 

いつも乗っている車がエンジンオイルだけでもこんなに変わる?

気に入っている乗りものが「新車の状態で維持できる」

中古車も新車を超える、簡単な方法とは?

そんなお話をお伝えしています ^^v

 

消費者が知らない、業界のいわない事実って・・・どんな?

 

エンジンオイル交換の目的は

汚れたオイルをエンジンの外に出すこと。

 

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重要なのはエンジンオイル本来の役割、そして

見逃されている事実、ガソリンがエンジンを汚している?

意外にこれをご存じない方が多いのは、
自動車業界も、ガソリンメーカーも(ようするにオイルの元売り)

出来るだけこの事実に触れないようにしている?

 

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整備業界でもあまりアピールしないこの話・・・、

汚れるのが必然という前提の説明がないまま、

皆さんは毎日クルマを使用しています。

 

☆LPGで走っているタクシーは、

毎月1万キロ走ってもエンジンオイルは透明なままです。

LPGならば汚れない、ここが肝心なところです。

  1. ガソリン車はこの汚れから免れることができません、
  2. エンジンを汚さずに維持できるエンジンオイルは極めて希です。

    事実だけを並べます、
  • つまり、エンジン内部はオイル交換をしていても汚れてしまう
  • だから、フラッシング剤というものが売られている、
  • けれども、残念なことにフラッシング剤でその汚れは落ちない、
  • これが業界のオチです。

エンジンはその汚れと共存しながら

徐々に初期性能を失い、寿命を短くしてゆきます、

ガソリンを燃料にしているための宿命です。

 

ご存じなかったという方が案外多いと思います。

 

それなら、どうしたらよいのか?
このブログで考えてゆきます

 少しだけ専門的な話になりますが、

◆是非ともこの部分をクリアーにして頂くと

最終目標が「実はすぐそこ」であることにも気づいて頂けるはずです。

 

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◆エンジンオイルの役割で最も重要なのポイントは4つ

  1. 「安定」した圧縮確保と
  2. エンジン内部を汚さない清浄分散性
  3. 「安定」とは温度による粘度変化の少ないこと
  4. 「安定」とは高温下で叩かれてもヘタれない剪断安定性

重要なのはこの辺りです。

言葉でいうとこれだけ?

実は案外な事実として、一般の流通オイルには

残念ながらこれらを高レベルで達成できるオイルがありません。

 

・一番重要なのが「圧縮の確保」です、

 なぜ?圧縮を確保することで汚れが少なくなりますが

 今の話で、上記の条件を総合的に達成できないオイルは

 エンジンの中を汚す要因を抱えきれなくなります。

 

◆エンジンの中が汚れれば圧縮が落ちる、

圧縮が抜ける=吹き抜け

= ブローバイガスでエンジンの中が汚れる

・という悪循環に陥るわけです。

 

☆しかも、4つめに関しては

この部分を表現する評価法が見あたりません。

熱に強いといいつつも、高温下で叩かれるとヘタレてしまうのが普通ですが

 

広告宣伝、パッケージにおいてはどんな商品も

優れている、優秀である、~に最適、お薦め、という主張をしています。

 

とかく宣伝が派手なのもこの業界の特徴ですが、


中身で勝負の「品質本意」とならない理由は、

無名でも良質なものを選べる消費者が不在なためでしょうか?

 

是非ともこの記事をご覧頂いたみなさんには

「賢い消費者」になっていただきたいと思います。

 

”潤滑”という漢字からは「油膜の強度」という意味を読み取れませんが

エンジンオイルの本質的な要求は燃料ガソリン「爆発の密閉」です、

「オイル添加剤で滑りを増す?」

という発想は間違ってはいませんが、

滑る性能だけが長けても本質の改善がなく、

これら4つの要素の「総合的な達成」が

エンジンの初期性能を維持するために最も有効です。

 

従来のオイルで「総合的な達成」をするために

消費者サイドで出来る、たった3つのこと、

これからご紹介をして参ります。
(既にこれを販売しているサイトは

最新のオリジナル開発・イチオシはこれ! 商品一覧ページ

こちらにあります)

 

 

まず、エンジンオイルという商品は

・実際には「高級品」を主張するものであれ、

・レース用というジャンルのものであれ、

 

 一般用に市販されて流通しているものである限り

 実際の性能は安価なものと比較してもわずかな差です。

 

・リッターあたり1000円内外のものも

・リッターあたり2000円を超えるあたりまでは

 

・・・どんぐりの背比べ、です。

ちょっとショックだったかも知れませんが

残念ですが倍の金額に見合った性能差はありません。

 

「値段が倍ならば倍の長持ちをして欲しい」

という話になりがちなのは?

使用しても大した差がないという、

大半の方々が過去に使用された事実の裏返しでもあります。

 

・過去に若かりし頃?

クルマ好きで通っていたショップ「超高級オイル」を奨められて?

試したけれども、違いはよく分からなかった。

という経験をお持ちのあなた!

 

案外沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

あなたのセンスは正しかったわけです、

自信を持ってください。^^d!

 

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今度もしも、改めてあなたのこだわりの乗りもので試されるときは

「高級品」ではなく「高品位、高品質」という実質基準でお選び下さいね!

 

F1のように誰もが認める

世界一のレース現場で使用されているジャンルのオイルは、

ELFのHTXなどが相応しい例だと思いますが

1リッターあたり8000円ほどです。

本当に高品位のオイルならば

レースをしない街乗りでもその違いを明確に示してくれます。

 

これと同等の性能を持つ無名なオイルをこの10年扱ってきました、

現在は品切れが続いていてこのところ皆さまにご不自由をおかけしております。

 

 

飛び抜けた良質が安いならば嬉しいのですが
残念ながら 一般用よりも安いことはありえません。

 

そうした中で

「大したことのない普通のオイルに広告費をかけて有名にすると」

みんな知っているメジャーな商品になります。

広告費がかかっているために売り場は売りやすい、

そして安価に出回りません、原価が高くなっているためですが

値引きのないために高級品の地位を確立してゆくわけです。

 

・大したことがなかったと評価出来る消費者こそが

・業界の意識を変えてゆく時代が来るでしょうか。

 

このようにオイルの品質を値段で判断するのは難しいですが

安価なものが優れていることはなく、少々高価な製品群の中に

数少ない本当に優れたオイルが隠れています。

 

 

「買う側の納得力」 ジェットエンジン用だから熱に強い

 

ジェットエンジン用のオイルをクルマに....という

かつて、びっくりネタとして語られたのはエステルオイル。

ジェットのタービンは確かに耐熱性能を要求されますが、

レシプロエンジンとはまるで構造と要求が異なるため

必ずしも好ましいものといえない部分があります。

 

熱に強い、という謳い文句は

消費者にとって とても魅力的に映ります。

 

◆耐熱性能、という売り手の釣り文句に乗せられがちですが、

熱に強いよりも作動温度を下げることのできるオイルの方が優秀で、

熱による粘度変化の少ないオイルが

粘度負担をかけずに圧縮を確保できると最良の結果を出します。
(※市販オイルでは実現しないので、その意味では理想論でしかありません)

 

さて、それとは別に

規格外で低品質な粗悪オイルが流通しては問題があるため

「品質基準が設けられています」

また消費者サイドではこの「最新規格品」を

「優秀な製品である」という勘違いをしがち ですが、

「現状の要求に対する普通のオイル」という認識が正しいわけです。

このあたりは先日の(1)で 既にお話をしました、

「最低基準」にすぎないのと

「添加剤パッケージ」で合格するわけですから、

・品質基準が設けられていて

「品質基準で儲けられている」ようなところもあります。

 

オイルの値段を最低にしたい?

 

そういう要求が一般ユーザーさんには多いようです、

『安ければ安いほど嬉しい』のは心情的に充分理解できます。

ただし、

「安いオイルを何度換えても、良質なオイルにはなりません」

 

最低限の品質でも安価なオイルで交換していれば充分、という

頑固な方はそれもよいでしょう、

ただし・・・

最低価格のオイルを使用する心構え?
  • オイルの劣化を読み取れる自信をお持ちで
  • オイル管理と観察を怠らない人に限ります

 

・注意をして頂きたいのは、

 一旦汚れてしまったエンジンの内部は

 そうそう簡単に元に戻りません

つまり、燃費が悪化し、振動とノイズが増えてパワーが落ちます。

脅しはありません、摩耗が始まるのはそのあとからです。

 

その意味で

中古車を購入された方、3万キロを越えたオーナー車両に

ワンディCarドックというメニューで

新車への若返りと新車を超えるクリニックをしています。

 

最短でよい結果を得るために、

DIYに不慣れな方も お気軽にご相談下さい。

 

東名阪「四日市ICから東へ5分」
512-0933 三重県四日市市三滝台4-22-7
050-7770-4696 http://candge.com

 マスタールウブ しまもと

 

これを機会に、あなたもエンジンオイルのこと
気にかけて頂けましたら幸いです。

 

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